スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
【のれんをくぐって】 山中油店(3) 職人技で搾り出す絶妙な味わい
▲玉締めしぼり胡麻油・ビン大(450g・945円)と芳香落花生油・ビン大(460g・1890円)
 前回まで、建築・工芸用油と町家の関係について紹介してきた。しかし、現代において"油"と言えば、やはり食用油のイメージが強い。山中油店でも、一番売れているのは食用油だ。

「油の製法には、圧搾法と抽出法があります。圧搾法は文字通り、原料となるコーンや菜種を、圧力を使って搾りだす方法で、一方抽出法は溶剤によって原料から油分を科学的に取り出す方法です。近年は健康を気にされるお客様が増え、溶剤を使わない、圧搾法で絞られた油をわざわざ探して弊店までこられます。天ぷらを揚げても、揚がり方や食感、香りが違います。『山中さんの油を一度使ったら、他の油が使えなくなった』という大変嬉しい声をよくお聞きします」

 このように油にこだわる人が年々増えてきたおかげで、インターネットの通販を通じて全国から注文が舞い込んでいるそうだ。
[【のれんをくぐって】 山中油店(3) 職人技で搾り出す絶妙な味わい]の続きを読む
スポンサーサイト

テーマ:おこしやす!京都 - ジャンル:地域情報

【のれんをくぐって】 山中油店(2) 日本の木造建築を支えてきた“油”
 ◇家は建てたときが一番きれいなのではない

▲山中油店から北西方向に歩いて2分ほどの場所にあるカフェ「綾綺殿」。元は米屋だった築100年の町家を改修している。店名はかつてこの地にあった平安宮内裏の綾綺殿(紫宸殿の北東部に位置し各種儀礼を行った場所)から

 山中油店の店舗が建てられたのは安政2(1855)年。つまり築150年以上を経ている。訪れる者はそのたたずまいに京都らしさ、日本らしさを感じて楽しむが、いざ住んでみると苦労も多いようだ。

「瓦1枚取り替えるにも、江戸時代の瓦と現代の瓦はサイズが違いますので、古い瓦を探すのに大変骨が折れます。また、古い蔵の壁が落ちたりしますと、その修理にも大変な時間とお金がかかってしまいます」
[【のれんをくぐって】 山中油店(2) 日本の木造建築を支えてきた“油”]の続きを読む

テーマ:おこしやす!京都 - ジャンル:地域情報

【のれんをくぐって】 山中油店(1) 新しいことへの興味と挑戦が、創業200年の歴史と伝統に
 長い歴史と豊かな文化を誇る京都には、それを支えた店がある。京都に暮らす人々の生活に密着し、なくてはならない存在となったそれらは、やがて“老舗”と呼ばれるようになり、店そのものが京都の伝統と文化を表すものとなった。しかし、その伝統と文化が逆に敷居の高さとなり、最近京都に住むようになった者には馴染みの薄い存在にもなっている。この連載では、そんな敷居の高さを感じさせない、誰でも気軽にのれんをくぐれる、そんな“老舗”の素顔に迫ってみる。


 ◇老舗は新し物好き

▲安政2(1855)年に建てられた山中油店店舗

 京都市上京区下立売通智恵光院。このあたりは794年の平安建都当時に内裏があった場所である。内裏は火災や戦乱の影響でたびたび場所を移した後、南北朝期に現在の京都御所の場所へと落ち着いたが、平安宮内裏内郭回廊跡に、全盛時の面影をしのぶことができる。それと同時に、近年その数を減らす一方の京都らしい町家の風景も、この近辺では十分に見ることが可能だ。1200年前の都の跡地と、その上に出来た京都らしい町並み。今も我々の心を癒してくれる場所である。

 そんな町並みの一画、下立売通に面して店を構えるのが、文政年間(1818~1829)創業の老舗「山中油店」だ。べんがら格子に瓦葺の屋根、「食用油」とだけ記された看板。その外観は目立つものではないが、存在感は通るものを振り返させる。店先には「胡麻油」や「なたね油」といったお馴染みの食用油のほか、建築・工芸用の「亜麻仁油」や「荏油」など、様々な油が並べられていて壮観だ。
[【のれんをくぐって】 山中油店(1) 新しいことへの興味と挑戦が、創業200年の歴史と伝統に]の続きを読む

テーマ:おこしやす!京都 - ジャンル:地域情報

copyright © 2005 京洛主義 all rights reserved.
Powered by FC2ブログ.
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。